どうもです~。
先日完結した『ぐうたら英語術 英会話編』ですが、
「長すぎる」という声を知人からもらったので、1/10程度に凝縮したエッセンシャル版を作成しました。
本編は私の思いも詰まっているので、興味のあるテーマはそちらも参照いただけると幸甚です。
Tommy式とは?
従来の英会話勉強法への以下問題意識から、個人的に考え実践した勉強法。
- 「正しさ」を求めすぎている
- 成功体験の押し付けになっている
- 会話相手の存在を軽視
- 学ぶ人の忙しさを理解していない
tommy-june.hatenadiary.com
大原則5か条
1.何よりも会話を楽しもう
全てはコミュニケーションに集約されるため。
ラポール(親密さ)形成につながるため。
- 伝えること/聴くことにプレッシャーを感じるのはやめませんか?
最優先されるのは「相手とやり取り」すること。完璧を目指す必要なし。
2.背伸びをやめよう
- ネイティブ発音じゃなくても通じる。ビビる必要なし。
ネイティブ話者の割合は減少しています。ただ、いずれは身につけた方がいい。
かっこいい表現は身の丈に合わず、自分の首を絞めます。
- 英会話はコミュニケーション手段の一つ。困ったら他の手段も併用すべし。
最初は英会話だけで完結させようと思わないこと。いずれできるようになる。
3.楽しようと考えよう
- まずは無理に表現を覚えず、自分に合う表現を見つけよう。
自分が使いやすい表現を使えばよく、細かいニュアンスは気にする必要なし。
- 単語や表現は、人間の「楽」したい本能から、自然に身につきます。
単語や表現は、脳が「それを覚えた方が楽だ」と判断したら自然と身につく。
複雑な構文は自他ともに混乱を招きえます。
4.得意な話題を作ろう
- 会話には型がある。それを身につけるには自分にあった話題を作るのが近道。
言葉のキャッチボールは、自分の意見・理由・相手への投げかけの型の中。
汎用性など考える必要なし。自分が楽しめるものが身につきやすい。
- 会話を重ねるごとにブラッシュアップされる。その中で英語表現を身につけよ。
何度か練習すれば洗練されてきます。その表現を別の話題で応用すればよいです。
5.生活に馴染む自分なりの学習法を見つけよう
- 学習時間の長さよりも頻度を重視。週2くらいで時間をとれるとよい
「ぐうたら」と言えど一定の努力は必要です。学んだことを試す機会をより多く。
安心して練習できる相手を。
- 方法はどれも一長一短。個人的なおすすめはオンライン英会話
講師の質・コスト・学習時間の柔軟性の3点でバランスが取れている。
Tommy式の限界
楽しむことを最優先するが故。
通じることを最優先するが故。
英会話=能動的、TOEIC=受動的なため。
1500字行かずにまとめられた…。やればできるじゃん…。
最後に
本連載はこれで本当におしまいです。
最後に一点、話したかったことを。
ポータブルの自動翻訳機が登場すれば、
「英会話なんていらなくなるじゃん」という意見が結構あります。
(特に私の会社ではかなり多い意見です)
確かに、意思疎通ができる/できないという観点では事実だと思います。
ただ、例えばバーカウンターで相手と肩を並べて話すときを想像してみてください。
間に翻訳機を置いて、これを介して会話できたとしても、心理的な距離を感じませんか?
それで親密さを醸成し、腹を割って話せるかというと、ちょっと違う気がします。
機能だけでは測れない、人間の情ってあると思います。
「自分らしい表現を身につけて、相手との距離を縮めてみませんか?」
以上です。
ではでは、またどこかで…。