こんばんは〜。
昨日の記事のアップ後、菅野にノーノー食らってヤクルトが惨敗したため不機嫌な嫁から、
嫁「昨日の記事、何あれ?」
私「マクロ経済についての記事だよ、投資と貯蓄はゼロサムで…」
嫁「違う!ナタ・デ・クリスティアーノの前!真面目なブログ目指してたんじゃないの?」
私「鉈出殺殺のこと?松戸で勢力を犯那殺多(パンナコッタ)と二分した伝説の暴走族で…」
嫁「また新しいの出てきた!!」
私「いや、でも今は両総長が会社起こしてビジネスの世界で生きてるんだよ!」
注:事実です。 http://www.vegefru-farm.jp/staff.html
嫁「ついていけない…以降はまともな記事更新しなさいよね」
この問題の本質は、嫁が「ついていけない」ところにあります。
つまり、「ついていけるよう」知識を深めてあげるのが夫としてのミッションですね!
ということで、『ヤンキー文化』の連載を開始します!多分不定期。
(注意:本ブログは暴走行為を礼賛する意図はありません)
第一回は『難読チーム名』です。
鉈出殺殺や犯那殺多などユーモア溢れるチーム名の当て字文化を読み解きます。
ぶっちゃけこのテーマだけでいくつも記事を書けるのですが、紙面の都合上、本当に一部だけを紹介。
では早速参りましょう。
『ドラえもん』です。
メジャーどころですので、各地域に同名組織が存在しています。
(「衛」が「慧」だったり、「門」が「悶」だったりバリエーションが豊富です)
幹部連は、能美堕(のび太)、死頭禍(しずか)、守音悪(スネ夫)、邪威闇(ジャイアン)、
ライバルチームは殺守蹴(コロ助)とみた。
ICBMは「大陸間弾道弾ミサイル」ですね。
「愛することも/死ぬことも/美しすぎて/絵に/なら無い」
という意味が込められています。
元ネタといい、込められた意味といい、
何気に知能レベルの高い人間の犯行と思われます。
結成当初から漢字を当てていた珍しいパターンで、
「江の島を流れる星座」という意味があるそうです。
かっこいいんですが、今ではアナ雪しか連想させない…時代の流れは残酷だ。
なお、暴走族文化を学びたい方は、『暴走族のエスノグラフィー』がオススメです。
チクセントミハイのフローの概念を用い、彼らの行動原理を分析しています。
(本書はいたって真面目なブログであることをアピールするために学術書も参照します)
第二回に続く…かも。乞うご期待!
…さて、前置きが長すぎて読者の方を置いてきぼりにする本ブログですが、
ようやく本題、本日はマーケティングです。
実はドラッカーの本を読んでいるのですが、その前に導入書を入れた方が私のためにいいだろうと思いましたので、まずはこちらから。
近いうちにドラッカーもまとめます。
まとめると…
- 顧客の問題をモノで解決する時代は終わり、これからはサービスで解決する時代。
- 21世紀型マーケティングは、顧客の潜在ニーズを捉えて解決を見いだすこと。
- 問題発見力を養うことがマーケティングの達人への不可欠スキル。
マーケティングとは
顧客の問題解決のプロセスのこと。
自身と他者の差別化を図り、顧客の特定および顧客の問題の特定を第一に行います。
広義には、社会や世界をよりよいものに変えるという考えもカバーします。
マーケティングの変遷
マーケティングの対象は、製品→顧客→価値観と移ろっていきます。
1960年代までは製品主体のマーケティングが主流でした。製品不足から、製品を行き届けさせることが焦点でした。
1970年代以降、先進国における需要の伸びが鈍化したことから、安さが売れる指標となる商品のコモディティ化が起きました。
そのため、顧客に寄り添い、消費者志向を観察し差別化を図るマーケティングが主流となります。
90年代以降は、商品の差別化にも限界がきたことから、生活をガラっと変える価値観に訴えるマーケティングを志向すべきとしています。
なお、今後はSNSが刺激する自己実現欲求を満たすサービスの提供を目指す時代になるだろうとしています。
イノベーションはどう起きるか?
イノベーションは潜在ニーズを発掘したとき起こります。
顧客の問題は、意識されているものか無意識なものかに分かれます。
前者を解決するのはリノベーション、後者を解決するのはイノベーションと言います。
(私は改良と改新と言い換えたほうが分かりやすいように思いますが本書の表記に従います)
リノベーション型のマーケティングはモノで解決しようとする20世紀型で、
イノベーション型のマーケティングはサービスで解決しようとする21世紀型です。
今世紀はモノは満たされており、顧客の問題は20世紀型のマーケティングでは解決が難しくなっています。
そのため、これから重要なのは、顧客の潜在ニーズを発見する力を養うことです。
イノベーションは自発的に起こすものではなく、顧客の潜在ニーズを汲んだ結果起きるものというのが、多くの人が誤解しているイノベーションの核心です。
日本はマーケティングが不得意ですが、今後の成熟社会においてはこのスキルを伸ばすことが求められます。
そのためには、問題発見力を高めるために独力で考え抜く力をつけることが必要になります。
感想
マーケティングの心得を説いた書とみていいですね。マーケティングのテクニックに入る前に理解しておく必要があるものと思います。
本レビューでは省略しましたが、生鮮食品の冷凍による流通など、具体的なビジネスにおける着眼点も提示されていました。著者の一人がネスレの役員であることも実務に寄り添った内容にしているところが興味深いです。
日本のカイゼンはリノベーションであり、必要性を否定するわけではないですが、21世紀にはイノベーションが求められる…という点は、称賛されていた日本型ビジネスも転換を迫られていると少し我々を焦らせる内容です。
では具体的にどのように取り組んでいけばよいか?それは続く読書で解き明かしていきましょう。
(序盤で飛ばしすぎたためオチはありません)
本日はここまでです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ではまた明日~。