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【自己保存の本能を打ち破れ】マーケティングとは「組織革命」である/森岡毅

 

マーケティングとは「組織革命」である。 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド

マーケティングとは「組織革命」である。 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド

 

 

こんばんは~。

 

さて、本日は予告どおり、『ガラピコぷ~』のキャラクター紹介に参りましょう。

最初はチョロミーです。

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キュートなハリケーンウサギ 。年齢はもうすぐ4歳。活発で、ハイテンション。気が強く、姉御肌。好奇心が旺盛でいつも”わくわくキューン”となることを探している。競争やスリルが大好き。ダンスが得意で、チョロミーが踊り始めると周りにいる人はみんな盛り上がる。

NHKエンタープライズ キャラクターページ | ガラピコぷ〜

 

…どうみてもマーニャです。本当にありがとうございました!

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http://www.jp.square-enix.com/dqsp/dq4/#story

さておき、詳細設定もなかなか。まぁ欠点も彼女らしさかな。

  • 両親が出てくる気配がなく『おかあさんといっしょ』らしからぬ複雑な家庭環境
  • 片付けができず、汚部屋に住む。友だちはドン引き。
  • f:id:mat-tsun:20181023205002j:plain
  • シュークリームジャンキーで何でもそれに見える。この前石を食べそうに…。

 

ただ、なんといっても…

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逆モヒカン!ロックな髪形ですね。

 

あれ?どっかで見たことあるような…

 

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bokeて

…終わりです。次回は別のキャラクターを。

 

さて、本日は本書。

以前、マーケティングの基礎の基礎を読んだので、実践編に入っていきましょう。

組織論だから内向きの内容かなぁ。

 

まとめると…

  • マーケティングは会社の主要機能。実行を持続可能にするには組織革命が不可欠
  • 個人の志向は自己保存。組織の利益に沿うようシステムを構築する必要がある
  • 社内マーケティングは、目的をすり合わせ、相手の価値観を把握することが肝要

 

なぜ組織革命が必要なのか?

マーケティングとは広義に市場価値を創造する仕事全般を指し、会社を支える重要なシステム。顧客と製品は不分離であり、マーケティングとR&Dは同一組織に組み込むべき。
マーケティングは絵に描いた餅になりがち。持続可能な実行のためには組織革命が必要。
年齢差・役割差・性別差による優劣意識が組織を機能不全に陥らせがち。各々が忖度なくお互いの機能を尊重することが重要。

 

バラバラの個人をどうまとめる?

人間の本能は「現状維持・自己保存」。組織の利益と自己保存は必ずしも両立しないため、バランスをとることが大事となります。自己保存のエネルギーを組織の利益に向けさせるアメとムチが効果的。
具体的には以下の3つが挙げられる。
  1. 意思決定システム:会議結果を可視化を可視化し、出席者にパフォーマンスを発揮するようプレッシャーをかける
  2. 評価システム:相対評価にすることで競争を促しパフォーマンスを底上げする
  3. 報酬システム:行動を変えるメリットを引き出させるに有為な報酬差を設定

 

ボトムアップで会社を動かすテクニック

社内マーケティングのフレームワークとして5点挙げられています。

組織文脈の理解
①組織の目的と戦略、②誰が意思決定者か、③プレイヤーはどのように評価されるのか、を理解する。
意思決定者と自分が見ている目標は異なる可能性がある(フェアに判断されないかもしれない)
目的

提案の前に目的を共有化する。
意思決定者のメリットに提案目的をポジショニングする。

Who

ターゲットとなる人物像は以下の2種類
①組織目的に忠実なターゲット
②自己保存に忠実なターゲット:上からどう見られるかに主眼
これを踏まえ、自分の提案に敏感に反応しそうな相手を選定しておく(Target Analysis)。

What

訴えるかける便益も以下の2種類
①公の便益(組織のメリット):メリットのアピール、コスト、実現可能性を伝える
②個の便益:実利(評価・報酬)や心理(やりがいや承認欲求)

How

極端に攻撃的/消極的な相手には、相手の言いたいことを引き出させ、相手の発言を聞いているという姿勢を見せた上で、自分に引き込むスタンスで臨むことが効果的(反応型)。

情緒を満足させることが肝要。相手を選ばず付き合える人の幅を広げれば可能性は広がる。

 

感想

顧客マーケティングの実践論というよりは、その土台づくりのための本ですね。いや、この活動自体もマーケティングと言えますが、ややこしくなるので、ここでは本書の内容を「組織変革」として書いていきます。
組織変革は封建的な日本企業ではなかなか難しいと感じています。というよりも、何かやっても有名無実化しやすいのが現実。例えば、ちょっと俗ですが、「職位関係なく本音の言い合える職場」とか、「資料は体裁でなくポイントだけでいい」だとか。ただ、本当に実行されていますか?多分徹底はされていないかと。
なぜか?理由は簡単です。「効果が分からないから」だと思います。推進する側・受け手側が、「それをするとどういった効果があるの?」というのを定量的に評価できないからだと思っています。だから、耳触りのいい施策は実行されやすく、廃れやすい。
従来の組織変革もこの延長だと思います。箱だけ変えて満足。結局、どこかで従来のやり方に立ち返る。
どうするか?組織は変えなくても、あり方を変えればいいのではないかと思います。人の行き来…は難しくても、情報の行き来は活発にする。会議体をオープンにするのと同じ発想ですね。そうすれば縦割りが少しは解消されるでしょうし、発想の自由度が高まり、生産性が上がり得ます。

以前、飲み会の場でこういうことを話したら、思いっきり叩き潰されました。これは私が社内マーケティングのイロハを理解していなかったからでしょう。
今後は以下の施策を導入すべく、社内マーケティングに勤しみたいと思います。

  • 他部署の人との交流への補助(生産性向上と社内業務円滑化に資する)
  • 双方向評価制度(上司の評価に部下の声が一定程度反映される)
  • ケルヒャーを導入(いい加減にしろ…)

 

本日はここまでです。
お読みいただきありがとうございました。
ではまた明日〜。