Tommyの乱読のススメ

ノンジャンル読書と雑記の混沌としたブログです。

【ぐうたら英語術】英会話編〜④楽しようと考えよう〜

どうもです~。

 

本企画もようやく折り返し。

第4回は「楽しようと考えよう」です。

正直、心得編は前回で8割方話しているので、

あとは「肉付け(今回)」と「技術的にどう話せるようにするか(次回・次々回)」

という点のみです。

 

ではでは行ってみましょう。

 

Tommy式5か条

  1. 何よりも会話を楽しもう
  2. 背伸びをやめよう
  3. 楽しようと考えよう(本日はこちら)
  4. 得意な話題を作ろう
  5. 生活に馴染む自分なりの学習法を見つけよう

 

 

まとめると…

  • まずは無理に表現を覚えず、自分に合う表現を見つけよう
  • 単語や表現は、人間の「楽」したい本能から、自然に身につきます。
  • 文章は短くカット!カット!

 

自分が楽なら回りくどい表現もOK

例えば、「有言実行」と表現したいとき、どのような英語を使うでしょうか?

模範解答とされるのは、walk the talk かなぁと思います。

でも、これってイディオムとして覚えないといけないので大変ですよね。

 

それならば、carry out what I said / do the thing I said なんかで通じます。

これならば、慣れの要素もありますが、知ってる文法の応用でできます。

 

同意表現はいくらでもあるので、最初は自分が使いやすい表現を使えばいいです。

それが多少長くても、かまわないと思います。

細かいニュアンスの違いはありますが、

最初の段階で気にすべきなのは「コミュニケーションを続けること」なので、

方向性があっていることだけを心掛けましょう。

ほら、日本人でも「了解」と「承知」の細かい機微を分かってない人もいますよね?

それと一緒です。

 

単語/文法/イディオムは自然に身につく

でも、「単語とかイディオムとか覚えないと表現の幅は広がらないのでは?」という疑問があるかもしれません。

 

それはそのとおりです!(ドヤッ)

 

あぁやめて…石投げないで…。

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http://www.chojugiga.com/2017/07/06/da4choju38_0036/

 

そうではなくて、単語/文法/イディオムは使っているうちに自然に身につきます。

 

単語で例を出しましょう。

私が昔、話そうとした話題を出します。

私 :I complain about our company's system.

   Our company has (単語分からん…) something like the

   structure.In that structure, people are divided into some ranks

          such as person in charge, general manager, supervisor and

          CEO...

相手:OK, is that "hierarchy"

といった内容だった気がします。 うろ覚え。

 

私が3行くらいかけて解説した言葉の連想ゲームを、相手は1単語で解決させました。

以降、このhierarchyという単語の取り扱いはどうなるでしょう?

同じ話題になったとき、またこの3行の解説をするでしょうか?

脳は「それよりも"hierarchy"という単語を覚えた方が楽だな」と判断します。

 

そうです、

新しい単語や表現は、「それを覚えた方が楽だ」と判断されたときに概ね自然に身につきます。

「概ね」としたのは、人は忘れる生き物なので、それを刷り込む努力が多少は必要なためです。

 

ただ、あれも覚えないと、これも覚えないとという強迫観念にかられると、

心理的プレッシャーを感じ、いざというときに頭が真っ白になります。

そうではなく、「楽」した方が自然と頭から取り出せます。

これが「楽」しようと考えようのテーマの中核です。

 

長い構文は色々大変。短い文に分ければいい。

中学例文みたいですが、以下の例文を考えましょう。

  1. The room which they used is not cleaned well.
  2. I seeing him, he was sleeping in the room.

はっきり言います。忘れてください(特に分詞構文)。

 

文章が長いと、聞く方は結構疲れます。

どれが本主語で本動詞がどれかなどに、ずっと注意を払わないといけないからです。

 

一文がジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』並みに長いことはないと思いますが、

聞く方もストレスが溜まるということは覚えておいてください。

そしてあなたは目でうながしたもういちどおっしゃってyesすると彼はあたしにねえどうなのと聞いたyes山にさくぼくの花yesと言っておくれとそしてあたしはまず彼をだきしめyesそして彼を引きよせ彼があたしの乳ぶさにすっかりふれることができるように匂やかにyesそして彼の心ぞうはたか鳴っていてそしてyesとあたしは言ったyesいいことよYes

(丸谷才一他『ユリシーズ III』)

 

ではどうするか?

文章が多くなってもいいので、ばらして単純化してください。

  • They used the room. The room is not cleaned well.
  • I saw him. At that time he was sleeping in the room.(When使えるならばベター)

上のようにばらした方が、2つの面で有利です。

 

  1.相手の理解とこちらの表現が楽

    いうまでもなし。

  2.相手が理解できなかった場合でも、問題のある個所の特定が簡単

    ばらす前の文だと、その長文のどこに問題があるかを探さないといけません。

    一方、短い文にばらしてあると、どの文に問題があるかの特定がたやすく、

    しかも、文を特定後、一文が短いので探す範囲が狭い。

 

以上です。

根底は前の2テーマとつながっています。

 

残り2回も同じ方向性の中でやっていきますので、

「それ聞いたわ」という感じになるかもしれませんが、クダをまく中年サラリーマンみたいなもんなのでそしたらすっ飛ばしていただいて構いません。

明日は「得意な話題を作ろう」をお送ります。

 

ではではまた~。