Tommyの乱読のススメ

ノンジャンル読書と雑記の混沌としたブログです。

【実は身近にあるもの】世界を読み解く「宗教」入門/小原克博

こんばんは~。

 

先ほどまで眠ってしまっており、起きたらこんな時間…急いで記事を書いています。

やばい、あと10分で上げないと、更新記録が途絶えてしまう…。

ということで、焦っております。

 

昨日から始まったノムリッシュ翻訳の第二回です

 

  1. ノムリッシュ翻訳で遊んでみよう
  2. ハイセンスな言葉紹介(本日)
  3. ノムリッシュ検定を受けてみよう①ーノムリッシュパスポート編
  4. ノムリッシュ検定を受けてみよう②ー基本ノムリッシュ編

 

レビューをしっかり書いたので、寸劇の時間がもうない!

というわけで、「ハイセンスな言葉紹介」を急遽変更し、

「クイズ このノムリッシュ語は何?」をお送りします。

 

全部で5つのノムリッシュ語を出しますので、日本語の意味をお答えください。

ちなみに本ブログに関連する語彙に絞りました。

 

第1問

”騎士姫の日記”

第2問

ライブラ

第3問

クリスタルキューブ

第4問

かつて死闘を繰り広げた仲ファンタジスク

第5問

トゥミーとでも言うと思ったのかい?のラーンド・クのアルティマニア

 

 

正解はこちら~。

 

第1問

ブログ - 落としてはいけない基本問題。

第2問

マーケティング - ファイナルファンタジー経験者は落としてはいけない問題

第3問

ナタデココ(鉈出殺殺) - これは難しいですが、形状から答えを導けるか。

第4問

友だち幻想 - 記念すべき1冊目のレビュー。文章がこなれてないですね。

 

tommy-june.hatenadiary.com

 

第5問

Tommyの乱読のススメ - To meをTommyと読む柔軟な発想が問われる。

 

あなたは何問正解だったでしょうか?

称号を友だちに自慢しよう!

  • 0問ー称号なし
  • 1問ーたまねぎけんし
  • 2問ーこの界隈では名の知れたティュウキュウシャ
  • 3問ー師範代
  • 4問ー極めし者
  • 5問ーすべてを超えし者

 

さて、本日はこの本です。

いつか触れたいと思っていた宗教関連の本です。ビジネスに絡めているので、発展しやすい!

では続きからどうぞ~。

 

ビジネス教養として知っておきたい 世界を読み解く「宗教」入門

ビジネス教養として知っておきたい 世界を読み解く「宗教」入門

 

 

 

まとめると…

  • 宗教は理念を適応・変化させ生き残ってきた。この持続性はビジネスに応用可。
  • これからの社会では宗教的背景を理解し、多様性を認めることが肝要。
  • 雑事にとらわれると批判的な思考を失う。日常と非日常の切り離しが重要。

 

 

宗教とビジネス

世俗的でないものを追求する宗教と消費者の欲求を満たす方向に進むビジネスは相反するようで、どちらも欲望の発露という意味で、根っこがつながっています。

 

ビジネス優位と見える現代社会ですが、宗教から学べることは多々あります。

宗教は長年継続された知識の結晶であり、持続性という点ではビジネスもあやかるべきところがあります。宗教は、元来の理念を現実世界と照らし合わせて、両者のギャップを埋め合わせるべく適応と変化で対応してきました。この適応力は持続的なビジネス運営には不可欠です。

また、最近では経済と倫理・道徳は両立すべきという論調も高まっています(侵すと不買運動などにつながる)。前者を追求し、後者をないがしろにしがちな資本主義ですが、宗教の「自らの欲深さを認め、コントロールする知恵」はその対処法となります。

 

宗教を理解する重要性

宗教は絶えず内外の状況が変化する動的な側面が強く、国境の区分けなど恣意的に区分できるものではありません。

世界人口の半分超がなんらかの宗教の信仰者である現代では、その価値観は無視するべきではなく、相手が大切なものを尊重する姿勢が必要になります。植民地政策など、それを認めない政策がもたらした悲惨さは歴史が物語っています。

それを踏まえて、ビジネスも多文化共生を掲げる必要があります。そうした多様性を認める価値観の中では、ビジネスにとって有意なイノベーションが生まれます

日本人の宗教観

日本人は宗教リテラシーが欠如していると言われます。

それは近年の宗教がもたらした事件による拒否反応・胡散臭いという偏見によるものです。

ただ、これからの社会では宗教との接点は不可避であることから、思考停止して拒否するのではなく、批判的に捉えていく必要があります。

なお、日本人には「宗教的ではない」と考える人が多いのですが、これは宗教と一切関係がないのではなく、他の国とは異なるタイプの宗教観を持つと捉えるべきです。それは冠婚葬祭を見れば明らかです。

日本古来からの宗教として、神道と仏教がありますが、これらも現代社会に無視できない価値観を有します。

神道については、自然を畏怖しつつ調和するという持続性を有したバランス感覚はビジネスを継続する上での参考となりえますし、

仏教は、律※1、中道※2、出家※は3組織優先の考えが偏重の現代社会へのアンチテーゼとなります。

※1個人が雑事にとらわれないようにするための決まり)

※2快楽主義でも苦行主義でもない第三の道で、合理的に極端さを分析する立場)

※3社会に身を置くけど、自らの道を行く「変わり者」を追求する道。ただし、こういう異端からイノベーションが生まれます

 

宗教がもたらすもの

現代の社会はすでに多方面で宗教の影響がにじみ出ています。

例えば、イスラム金融。これはイスラム教の不労所得を禁ずる発想が由来の金利をとらない金融業ですが、国際社会の中で一定の評価を得ています。欲を直視し、抑制するという観念がその理由にあると思われます。

また、日本でも、パワースポットや聖地巡礼などの資本主義的な価値観では測れない「何か」を求める動きが盛んです。

また、ユダヤ教では、「安息日」という概念があり、その日は一切の労働が禁じられています(エレベーターのボタンを押すことでさえ!)。これは、所有に縛られる考えをリセットし、大事なことに立ち返るために行われるものです。

この安息日という概念は一つの示唆を与えます。安息日の目的は日常の雑事から解放されるという、「日常」と「非日常」の分離です(もしくは「日常」を一歩引いた立場から相対化すること)。

現代では、この二者の境界があいまいになってしまっており、仕事やSNSのチェックなどにプライベートが埋没してしまい、批判的に考えることができなくなっている可能性があります。

ワーク・ライフ・バランスが論じられていますが、筆者は。バランスの前に、いかにオンとオフを切り替える仕組みを作るかが必要ではないかと問題提起しています。

また、SNS文化は「つながりはしがらみ」をもたらしており、デジタルデトックスが必要とも主張しています。

 

感想

宗教関連の本は読みたいなぁと思っていた一方、話を発展させるのが難しいかなぁとも思っていたので、このタイトルの本は飛んで火にいる夏の虫渡りに船でした。一応、大学では宗教関連の授業もとっていたのですが、知識偏重な感じで、上手く問題意識に還元できていなかったので。

ただ、いじりにくいテーマですね…。いじくりやすい『聖地巡礼』を切り口にしていきましょうか。

私の書き方が良くなかったかもしれないので、念のため改めて述べておきますが、

「宗教はビジネスとは相反しない」です。その辺はマックス・ヴェーバーさんに丸投げします。 

 

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)

 

 

さておき、「聖地巡礼」は、経済効果を生み出しており、まさに両者の調和といえそうですね。なお、私の地元は天体戦士サンレッドの舞台です。

天体戦士サンレッド

ちなみに、私の大学もいくつかの作品の聖地らしく、後輩から教えてもらいましたが、マニアックすぎてわかりませんでした。しかも舞台が、一般人立ち入り禁止のところらしいし…。

最近では町おこしにアニメの力を借りようという発想もあるようですが、日本人が「狙いすぎると滑る」民族なのは二千円札の事例で証明済みですので、結構苦戦しているみたいですね。

 

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あんまりディスらないで…

気負って「聖地」に整えようとしてしまった時点で、人工的なもの・俗なものになり「神聖さ」を失ってしまうわけで、まぁそうなりますよね。

『らき☆すた』のときなんかは、まだ聖地巡礼自体がメジャーじゃなかったので目新しさがありましたが、

今は、現実のスポットを舞台(もしくはオマージュ)にする作品が乱立しすぎて、目新しさがなくなってしまいましたね。

私は狙ってできるビジネスではないかなぁと思っております。やるんであれば、差別化が可能な超ニッチな場所限定かと思います。

え?どこかって…

 

お、沖ノ鳥島…。

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※東京都に位置する日本最南端の無人島(っていうか岩)。

 都心から1,700キロくらい南下すれば着きます。

 巡礼しにいくと巡視船に捕まるかもしれません…。

 

さて、唐突ですが、

『出雲大社』は正式には「いずもおおやしろ」と読みます!

ご存知でしたか?

どうしても宗教の記事書きたかったのは、この無駄知識を披露したかったからなのは内緒だ…。

 

本日はここまでです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

ではまた明日~。

(間に合った!)