こんばんは~。
本日も読書記録でなく、私の読書法の紹介を。
本日は、「本の選び方」にしようと思います。
書店に並ぶ数多くの本の中から、いかに実のある本を選ぶか。
この取捨選択は、無尽蔵に出版される本に対し、
時間制約のためにすべてを読むことができない人間にとって非常に重要だと思います。
あくまで私の価値判断基準ですが、紹介します。
(基本的に、ノンフィクションや学術・ビジネス書に関してになります)
私の思考整理のために書いている側面もありますので、今後ブラッシュアップします。
Amazon・読書メーターなどのレビューを読む
いきなりですが、私は全くと言っていいほどしていません。
先入観が入ってしまうことが一番の理由です。
加えて、基本話題作は持ち上げられますが、アンチが湧くこともあり、評価が両極端にブレます。
あと、最新作はレビューが上がっていないことも多く、この方法は使えません。
時流に乗りたくて、ごくまれに話題作を手に取ることもありますが、あまり満足感はありません。
賞を取った本を手に取る
権威者のお墨付きがあるということでレビューよりも信頼性があります。
ただ、文学系の賞は好みがありますし、出来レースな印象を受けるので、過信はしていません。
例えば『●屋大賞』は、本屋さんが選ぶ『面白い本』でなく、『売りたい本』なので注意。
学術書関係は、『サントリー学芸賞』が外れが少なく面白いと思います。
(たまにサブカル関係の書物も受賞するのがアカデミック過ぎず良い)
あとは、後ろに繋がりますが、テーマと本の信頼性次第になります。
話題作を手に取る
平積み本ですね。最近の流行を掴む意味では一番お手軽。
ただ、これも書店が売りたい本を置いているだけの場合もあるため、中身を精査する必要があります。
行きつけの本屋をいくつか作っておくと、並べ方に違いがあったりするのが面白い。
中身をパラ見する
私はほぼすべての本をこれで買っています。
最近、出版社はいかにそそる表紙を作るかに腐心しており、
中身が等閑なことも多いので、ジャケ買いは避けるべきでしょう。
また、帯も信頼すべきものではないです。
著名人の帯のコメントも、都合のいい部分を切り取ったものが多く、
批評を全文読むと全然違う文脈だったりします。
(江戸川乱歩賞なんかはその傾向が強いです)
パラ見するポイントは…
①参考文献
その本の信頼性をみる意味で最も最初に見るところ。
フィクション小説でも、文献に基づいている本は世界観の作りこみがされている傾向にあります。
ビジネス書にはない傾向にありますので、ここではなく、著者のプロフィールが重視されます。
②目次・まえがき・あとがき
目次はその本の構成をみることができ、自分の好奇心をそそられるかを判断できます。
まえがきは、テーマもさることながら、文体が自分に合うかを判断するリトマス紙として。
あとがきは、今までネタバレを恐れて読んでいなかったのですが、
最近は投げっぱなしで終わる本も多いため、そういう悪本を避ける意味でも。
ただ、小説の場合はあとがき(=文末の批評)は読まない方がいいと思います。
基本いいことしか書いていないのと、解釈の押し付けになりがちで、自分の読解が歪みます。
③筆者のプロフィール
ビジネス書で一番重要な部分。
参考文献がない場合、その人がどういう経験を持っているかで説得力が変わります。
出版社を見る
案外馬鹿にできないのは出版社の編集能力。
本当に編集しているのか?という本を出す出版社というのも少なからず存在します。
偏るのも嫌なので、たまに違った出版社の本も手に取りますが…。
ビジネス本だと、東洋経済新報が一番安定感がある気がします。
日経は思ったよりも出来に波があるように感じます。
ダイヤモンド社は更に波がありますが、たまに傑作が出るので油断ができないです。
新書系だと、ちくま新書と中公新書は手堅いですかね。岩波もこの系統。
最近は集英社新書の質が高いように思えます。また、光文社はテーマがいちいち興味を惹きます。
フィクション系だと、ハヤカワは総じて出来がいい気がします。高価なのが難点…。
新潮や講談社も安定ですが、なにぶん数が多いので、出来不出来の波が激しいです。
興味を惹かれた本を読む
何よりもこれに勝るスパイスはありません。
むしろ、流行りに乗るために義務感にかられてする読書は読書ではありません。
御託を並べましたが、自分が面白かった本は誰が何と言おうと面白いんです。
友人の評価がイマイチでも、Book So Cute!
というわけで、私が本を選ぶときに着目しているポイントを並べました。
今後、思いついたポイントを追加していくかもしれません。
本日はここまでです。
お読みいただきありがとうございました。
ではではまた~。