Tommyの乱読のススメ

ノンジャンル読書と雑記の混沌としたブログです。

【ぐうたら英語術】英会話編〜②何よりも会話を楽しもう〜

どうもです~。

 

大風呂敷を広げて始まった本連載ですが、いよいよ本題です。

今回は「何よりも会話を楽しもう」ですね。

精神論みたいなもんですので、テクニックを知りたい方は明日までご辛抱ください。

 

Tommy式5か条

  1. 何よりも会話を楽しもう(本日はこちら)
  2. 背伸びをやめよう
  3. 楽しようと考えよう
  4. 得意な話題を作ろう
  5. 生活に馴染む自分なりの学習法を見つけよう

 

 

まとめると…

  • 壮大な目標設定は不要です。
  • 楽しむことは自分・相手にとってWIN-WINです。
  • 伝えること/聴くことにプレッシャーを感じるのはやめませんか?

 

英会話の目標設定は必要か?

英会話を始めるにあたって、「目的意識を明確にすること」が叫ばれたりしますが、最初の段階では、私はあまり重要だと思っていません。

 

何故なら、目的は最終的には全て「コミュニケーション」に集約してしまうからです。

英会話はコミュニケーションツールですから、そりゃそうですね。

ただ、この自明性は結構重要です。これは次回触れます。

 

ともかく、海外旅行、仕事や生活で使う、外人にモテたい…ビジネスや通訳の場合は程度の問題がありますが、方向性は一緒。

そのため、私はスタート時点では最終的な目標はあまり重要視しなくていいと思っています。

 

だから「何となく」というフワフワした感じで始めたいっていう人はそれでいいと思います。

私は、負担を感じながら学ぶということよりも、

できるだけ「ぐうたらして」身につけることを推奨したいので、

片手間に学びたい人にも共感していただけると冥利に尽きます。

 

あ、ちなみに無我の境地に入りたいという物好きな方は例外です。

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許斐剛『テニスの王子様』

 

目標が自分を縛ることを避ける

逆に、壮大な目標に縛られると苦痛になります。

日本人は真面目なので、自分に厳しい目標を設定しがちです。

実現できなくなると、それで挫折に至ります。

 

そうではなく、まず「楽しむ」ことから考えませんか?

「面白いことを挫折する」って逆に難しいと思います。

今後解説しますが、楽しむことは皆さんの究極目標であるコミュニケーションに通じています。

 

楽しそうじゃない人の話を聞くのは苦痛

上では自分視点で楽しむことの有用性を説明しましたが、

受け取る側の視点から考えてみましょう。

 

あなたはどちらと話したいでしょうか?

  1. 文法は完璧で一定トーンで話す人
  2. たどたどしくても抑揚をつけて話す人

 

あなたはどちらと話したいですか?

感覚的に後者を選ぶ人が多いのではないかと思います。

 

では理論的に考えると何故でしょうか?

それは1.は話すこと自体がゴールになっているためです。

例えば、一生懸命、家で練習したプレゼンのスピーチ、やってみたら反応が芳しくない。

そんなことありませんでしたか?

これはプレゼン力がないのではありません。

練習では聴衆がおらず、相手の存在(反応)を考慮に入れていないからです。

台本をなぞることが完璧でも、相手を引き込まないと効果は薄いです。

相手を引き込むには「楽しむこと」が重要です。

 

楽しむことがなぜ有効なのか?

有効性は心理学的なアプローチからも説明できます。

 

ラポール形成という概念をご存知でしょうか?

超ザックリ解説すると下です。

 

ペーシング(本来、相手に合わせることを指しますが、ここでは広義に距離感を縮め、安心感や好意を持ってもらう前段とします)

 → ラポール形成(親密さの醸成)

   → リーディング(自分が意図する方向に導く)

 

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https://life-and-mind.com/rapport-making-secret-477#i-3

目標を達成するには、ラポール(親密さ)が前提となります。

ではそれを作るには?そこにはペーシングが必要となります。

これは「共感」「興味」「安心」「思いやり」などで言い表すことができますが、

これらを最大公約数で繋ぐ概念が「楽しさ」であると思っています。

自分が楽しめば、相手に歩み寄れますし、相手も面白そうだなと興味を持ってくれる。

両者の距離感を縮めることにつながります。

 

何が何でも理解してもらおう/理解しようと思わない。

楽しむことはわかった。でも、ついつい文法に気を取られて表情がこわばってしまう。なぜそうなってしまうのでしょうか?

それは、伝えること/聴くことにプレッシャーを感じているからです。

それで余裕がなくなっているというのが原因です。

日本人は真面目なので、自分の言いたいことを全て分からせようとし、一言一句逃さず聞き取ろうとします。

でも、最重要なのはいうまでもなく「相手とのやり取り」。しゃべることや聞くことはプロセスでしかないのです。

そうではなく、その中で、相手を引き込み、友好を育み、意見を交換し合うことが本来重要視されることです。

そう考えると、英会話はツールに過ぎません。

 

次回のテーマになるので、解説は明日に譲りますが、

「最初は必ずしも英会話で完全に意思疎通ができなくてもいい」

と開き直ることも必要です。

他のツールが使えればいいのです。

 

いきなり読者の方が離れそうなことを言いましたが、明日以降ちゃんと解説します。

ただ、このくらいで考えておくと、英会話に臨むプレッシャーががくっと落ちます。

楽しむ余裕が生まれませんか?

 

当然、最終的には英会話で完結できればベストですが、それは徐々に達成すればいいのです。

 

本日はここまです。

次回は「背伸びをやめよう」です。

今回は精神論に近い話でしたが、次回から徐々にテクニックも入っていきます。

 

ではではまた~。