こんばんは~。
今日からインスタグラムも始めてみます。
おしゃれすぎてついていけずすぐにやめるかも…。
本日はこの本。
別に環境関係の本を読んでいるのですが、心が折れたので、気分転換に。
エネルギー関係は、諸外国の話は聞きかじっていたもののの、
日本にフォーカスした内容にはあまり触れていなかったので、見識を深めようと手に取りました。
(え?最近まじめだって?基本まじめですよ…?)
なお、「社会」のカテゴリーがかなりカオスになってきているので、
今後は「国際」・「地域」などに分割する予定…。
まとめると…
- 世界の潮流は化石燃料からの脱却、再生可能エネルギーへ
- これまでの技術革新、今後のIoT技術の導入によって、再エネ主体の社会へ
- 日本の取り組みは世界に後れ。今後、透明性かつ根拠に基づく議論が必要
世界と取り巻くエネルギー事情
パリ協定(COP21)の発効により、
世界は再生可能エネルギー(以降、再エネ)の大幅普及と石炭削減の方向性を確認しました。
その実現には2040年時点で再エネの比率を50%以上にする必要があり、
それに向けて今後、エネルギー転換の動きが活発化することが予想されます。
ただし、二酸化炭素排出大国である中国とアメリカの動向に注視する必要がある。
化石燃料から再エネの時代に
1997年の京都議定書の時代には、劇的な導入が難しかった再エネは、技術革新により、
今日、大幅な導入拡大が可能となりました。
また、従来、発電コストが高いと言われていた再エネも、普及政策の後押しもあり、
コストが急激に下がり、化石燃料発電以下の発電コストを実現しました。
こうした中、化石燃料のプレゼンスは下がり、欧州の電力会社も再エネへ方向転換し、
投資家もESG投資※の観点から従来型エネルギー市場から手を引くなどゲームチェンジが起きています。
※環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)を重視する投資方針
再エネの普及のためには
再エネの大量導入のためには、IoT技術のエネルギー業界への応用(IoE)が必須で、
余剰電力の蓄電や融通などが可能になる電力系統を構築することが重要です。
日本は国土が狭いですが、海洋面積は世界第6位という広さがあり、
海洋発電※や海上風力発電※のポテンシャルがあります。
※海洋発電:沸点の低いアンモニアで蒸気を作り海洋で循環させ発電する方式(詳しくはググって!)
※海上風力発電:フローティングの上に風車をつけることで、深い海の上でも建築可能
一方で、再エネ施設の建設により、地元では様々な問題が起きています。
(例:景観被害、外部資本が利益を吸い上げてしまい地元に還元されない等)
こうした状況を防ぐために、再エネ産業は地元に立脚して行われるべきと主張されています。
具体的には、以下の原則に基づいて行われるべしとしています。
- 地域の利害関係者がプロジェクトの大半もしくはすべてを所有している。
- プロジェクトの意思決定はコミュニティに基礎を置く組織によって行われる
- 社会的・経済的便益の多数、もしくはすべてが地域に分配される
日本の今後と課題
日本の再エネ施策は各界かみ合わない状況が続いています。
日本はパリ協定の批准に出遅れ、再エネの導入目標は欧州の周回遅れの状況にあります。
議論にあたっては、透明性やエビデンスの提示というところに課題があり、
各主体が突き詰めていく必要があります。
また、再エネ産業も部品シェアなど技術的ポテンシャルは高いにも関わらず、
徐々に国際的なプレゼンスを失うなど精彩を欠いています。
再エネの普及には、IoT(IoE)技術開発、地域に根差した仕組みづくりなどが必要です。
また、再エネ設備に必要なレアメタルの資源競争が激化する可能性もあり、
日本主導の鉱物管理の交際的枠組みを構築していく必要があります。
(具体性がなく???という気もしますが…)
感想
再エネ社会の到来はエコ社会につながるため、
持続可能な地球の実現のためには多くの人にとって望むべき未来かと思います。
ただ、その実現にあたって、どうしてもIoT頼みな気がしてならないと思っています。
というのも、日本は情報セキュリティ意識があまり高いとは言えず、
外部からクラッキングされるリスクが欧米よりも高く、
もしそうなったらエネルギーシステム全てが甚大な被害を受け、
機能不全になってしまうことが懸念されます。
IoTはバラ色な未来を描いているようで、どうしてもそれ頼みにすることに不安を覚える、
そんな文系アナログ人間のTommyでした。
ちなみに、本書ではいろんな発電方法が掲載されていましたが、
今現在も一風変わった発電手法が使われてたりします。
ちょっと挙げてみましょう。
エントリーNo1 クラブで踊る人たちを使った発電
実際には振動発電と呼ばれるもので、フロアに振動発電するパネルを仕込んでおいて、発電を行うもの。
千葉マリンスタジアムに仕込んでおけば、ファンが飛び跳ねてくれて相当量の発電をしてくれそう。
エントリーNo2 牛
ご存知かもしれませんが、牛のゲップは地球温暖化の主要因の一つに数えられています。
中南米のある国では、排出される温室効果ガスの30%を占めたという報告もあります。
ただ、このゲップから排出されるメタンガスを発電に廻す技術が開発されているようです。
一石二鳥とはこのことか。
エントリーNo3 うどん
香川県人のうどんに対する情熱をエネルギーに転換し、発電する画期的技術。
…うそです。
廃棄されるうどんをバイオマス燃料(メタンガス)として発電する技術のようです。
色々ありますね。
資源は有限、持続可能な社会のためにできることは何か考える時期ですね。
本日はここまでです。
お読みいただきありがとうございました。
ではではまた~。