Tommyの乱読のススメ

ノンジャンル読書と雑記の混沌としたブログです。

【日本的経営の腐り方と治し方】組織戦略の考え方/沼上幹

こんばんは~。

 

今夜はM1グランプリでしたね。

優勝した『霜降り明星』のお二人、おめでとうございます。

正直、今回は出場者の多くが技巧や奇をてらった演出にこだわりすぎた感じがしました。

私個人として見たかったのは、そういう上手さよりも、熱意や単純な面白さであり、

決勝の3組の中では最も技で劣るものの、エネルギーが最も高かった

霜降り明星が優勝を勝ち取ったのは、ある意味皮肉というか、納得できる結果でした。

ただ、個人的にはミキが王道で一番面白かったと思うんだけどなぁ…来年頑張って。

 

さて、今日はこの本です。

前々から読みたいなぁと思っていた一冊です。

15年前の著作なのですが、

最近のビジネス本と比べて見えてくるものもあるだろう、そう思い手に取りました。

 

組織戦略の考え方―企業経営の健全性のために (ちくま新書)

組織戦略の考え方―企業経営の健全性のために (ちくま新書)

 

 

この本の問題意識は、

「日本組織の本質的な部分(コア人材の長期雇用)を維持しながら、

 駄目にならずに経営していくにはどうすればよいか?」

から始まります。

 

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【神話を生むのは人為と人意】罪の終わり/東山彰良

こんばんは~。

 

今日から12月。

以下の記事をアップしたとたんにバズりましたが、

まぁ日々の読書レビューがないとこの記事は成り立たないわけで、

引き続き、平時平常運転で参ります。

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さて、今日はこの本。

ブラックライダーと繋がってるなんて読み終わって初めて知りました。

あらすじで教えてくださいよ…そっち読んでないよ…。

ともかく、ブラックライダー未読者が書きますので、その辺割り引いてご覧ください。

(ジャンルをSFにするか悩みどころですが、超技術出てくるしそうしてしまいました)

ブラックライダー(上) (新潮文庫)

ブラックライダー(下) (新潮文庫)

罪の終わり (新潮文庫)

罪の終わり (新潮文庫)

 

 

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オススメ本5冊紹介【2018年11月】

おはようございます。

 

今月もこのコーナーがやってまいりました。

無事に第2回を迎えることができ、飽きずによく続いたと安堵しています。

 

11月は25冊読みました。

 

私の歯に衣着せぬ物言いもあり、11月のレビューは辛口気味でしたが、

まぁほら汚れ役もいないとね…?

 

そんな中、オススメできる5冊を紹介します。

 

 

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限界の現代史/内藤正典 

現代の世界秩序について、新書にふさわしいボリュームかつ明快さで説いています。

欧米の築いた世界秩序は崩壊間近で、今後必要なのは多様な価値観を許容する敵対的共存。

なお、ご本人にリツイートされたからかTwitterからの流入が多かったです。ありがとう内藤先生。

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土 地球最後のナゾ/藤井一至

自然科学の本なのですが、泥臭さとロマンの入り混じった血の通った冒険記。

筆者の方からまさかのコメントをいただくことに…。

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)もそうですが、こういう足で稼いだ本が好きです。

同筆者のヤマケイ新書 大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち | 山と溪谷社 も壮大で面白かったです。

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日本が売られる/堤未果

知らないことの恐ろしさを教えてくれる、ザ・ジャーナリズム。

昨今、予定調和な本が多く、こういう内情を抉る本が少なくなった印象。

自分の足元で起ころうとしていることを批判的に見てみませんか?

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世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?/山口周

論理の限界を説いた作品。

実学的じゃないとされた分野が今後日の目を浴びるといいな。

美意識を鍛えると、クリエイティビティだけでなく規範も身につくのは興味深い。

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ハーバードのファイナンスの授業/ミヒル・A・デサイ

個人的には文句なしで今月のMVP。

ファイナンスの視点から見る人生哲学です(技術指南はありません)。

一歩踏み出す勇気、欲望と向き合うなど実はファイナンスは人間味があふれています。

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図らずも、キレイにジャンルが分かれました。

今月は新書が4つもランクイン。

分量が多けりゃいいってもんではないことがよく分かりますね。

 

なお、11月は本ブログにいらっしゃった方の数が以前の3倍以上になりました。

いつもお世話になり、ありがとうございます。

ただ、私は読者の方が1000人になろうが、嫁だけになろうが、

自分のスタイルを変わらず貫いてまいります。

いやさ、SEOとかよくわからないじゃん…。

 

今後とも宜しくお願いいたします。

 

それでは今月もよい読書ライフを!

 

あれ?11月はどこかで一日2冊読むとか言ってなかったっけ?カササギ殺人事件で上下巻読んだんで許して…。 

 

(余談)

ちなみに、11月に圧倒的にバズっていた記事はこの2つでした…。

個人的には、どちらも「なぜ?」という印象。特に後者。

読書ブログの法則が乱れる…!

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本日の読書記録はお休みします。

こんばんは〜。

 

今日は嫁の体調がすぐれないこともあり、読書記録をお休みいたします。

何卒ご容赦下さい。

 

明日から12月。

年内100冊を目標に、引き続き低空飛行でやってまいります。

 

なお、月が変わりますので、

明日早朝には11月のオススメ本の記事を掲載する予定です。

 

ではではまた明日〜。

【論理の限界】世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?/山口周

こんばんは~。

 

記事が消えたのですが、気を取り直して参りましょう。

 

今日はこの本です。

昨今、「世界のエリートは~」系の本が跋扈していますが、手に取りやすかった本書をチョイス。

アートとビジネスの関係については、以前触れていますが、

前回は「方法論」に対し、本書は価値観の解説に寄っています。

 

 前回の本

 

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また記事が消えました…。

こんばんは~。

 

また記事が掲載間近で消えました…。

(絶望しすぎて、もはや絶望先生の画像貼る気にもならない…)

 

今回も過去記事貼り付けした瞬間にフリーズして消滅…。

エラー報告した方がいいのかな…?

はてなProにしたらバックアップとかしっかりとってくれるのかな?そしたら切り替えたい…。

 

あ、記事はもう一回書きます…。

本日中に間に合うか…?(追記:間に合いました)

 

ではではまた~。

【国際秩序はもう限界?】リベラルvs力の政治/ニーアル・ファーガソン×ファリード・ザカリア他

こんばんは~。

急に寒くなった気がしますが、いかがお過ごしでしょうか?

私は、深夜に嫁と子どもに布団をはぎ取られる逆風に耐えながら細々と生きております。

 

さて、今日はこの本。

実は今までのレビュー本とは趣が異なり、対極の論者が議論を戦わせる構成です。

テーマは「自由主義的な国際秩序は終わったのか否か」です。

トランプ政権誕生、Brexit(イギリスEU離脱)が昨今の大きな動きですが、はてさて…。

リベラル vs. 力の政治: 反転する世界秩序

リベラル vs. 力の政治: 反転する世界秩序

  • 作者: ニーアルファーガソン,ファリードザカリア,Niall Ferguson,Fareed Zakaria,酒井泰介
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2018/10/26
  • メディア: 単行本
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